今回は、そもそものすごく大事なこと、そしてユウキ先生のおしゃべり鑑賞会を取り上げてみたいと思います。
自分の目でものをよく見る、耳で聴く、触れて感じる。ってできてる?
これは、何をするにしても最初の一歩だと思います。
勉強でも、芸術でも、スポーツでも。
ところが、どうやら私たちは実は全然ちゃんと見ていないし、感じ取っていないし、ましてやそこから考えたりもしていないようです。
これは、大人も子どももみんなそう。
アインシュタインの名言に学んでみる
大人は、「思い込み」で決めつけてしまいがちだし、実は子どもを見ててもそれは同じ。
「思い込み」の原因は、「知識」、「常識」、「習慣」。
こんな名言もあります。
「常識とは 18 歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない。」
by アルベルト・アインシュタイン
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アインシュタインは、「教育」について辛辣な言葉を残しています。
正規の教育を受けて好奇心を失わない子供がいたら、それは奇跡だ。
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100年前の学校教育と比べて今はだいぶ変わっていることと思いますが、変わっていない部分もありそうです。
教育とは、学校で学んだことを一切忘れてもなお、身についているもの。
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アインシュタインは、何を身につけるのが大事だと考えているのでしょうか。
大学教育の価値とは、事実を学ぶことではない。自分の頭で考えられるよう知性を鍛えることだ。
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自分の頭で考える。
これがどれほど難しいことか。なかなかできないからこそこう言うのでしょうね。
自分で考えてる「つもり」のことは多くても、本当には考えていない。ありそうです。
そして、
自分自身の目で見、自分自身の心で感じる人は、とても少ない。
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うわー!
考えるどころか、見ることも心で感じることもできてないのか!!!
そう、まずはそこから、と思うことがすごく多いのです。
自分の目で見る・自分の感性で感じる・自分の言葉で伝えあう
まさにど真ん中でこの経験を重ねていくのがユウキ先生のおしゃべり鑑賞会。
コンセプトにはすごく共感したのですが、実際にやってみたらどうなるだろう?と思っていました。実際、そろばん教室の子で参加している子の視点の鋭さ、観察眼と発見する力がどんどん磨かれているのを感じます。そろばんの授業での反応を見ているとわかります。
絵を見て、それぞれが感じたこと、考えたことを言葉で伝えあう。そんなシンプルな場なのですが、ファシリテーターのユウキ先生が自然に子どもたちの感性、想像力に火をつけてしまうのでしょう。
絵を見て感想を言うだけ、なんて一見、直接何かに役立たなさそう、すぐに結果として現れなさそうに思うかもしれません。
そうなんです。本当に大事なことってそうなんです。
すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる
by 慶應義塾大学塾長(当時) 小泉 信三
一度でも、ぜひ体験してみてもらいたいと思っています。
最後に、またアインシュタインの言葉で。
空想は知識より重要である。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む。
以上、偉人の名言を都合よく流用して虎の威を借るのぶ先生からでした・・・
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投稿者プロフィール
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Bingo! Soroban School 責任者
そろばん教室でこどもたちと接するのが楽しくてたまりません。
自信を持って新しいことにどんどんチャレンジする子が一人でも多くなってほしいと願っています。
中学受験専門塾、中学高校受験塾の講師として15年あまりこどもたちに接したのち、紆余曲折を経て2013年ASOBO!、2016年そろばん教室を立ち上げる。2019年いしど式に加盟、全国珠算連盟認定教師。
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