僕(のぶ先生)のレッスンはこどもの理解力やそろばんのレベルによってアプローチが全然ちがってきます。

どんな感じでやってるか簡単にご紹介します。

今日はかなりレベルの高い子(珠算2級暗算1級)のレッスンでした。

なかなか上達できずやる気が下がってしまって・・・

レベルが高くなるほど壁も高くなり、単に練習しているだけではなかなか合格できずにだんだんイヤになってきてしまいがち・・・

必ずうまくいく方法なんてありませんが、試してみるしかありません。

練習しても上達しない・・・やる気がなくなっていく。どうしたら?

こういう悩みはレベルに関係なく、そろばんに限らずいくらでもありますよね。

今日はこんなアプローチをしてみました。

「好きな食べ物は?」

「ぶどう」

「じゃあ、今日から朝昼晩毎日ぶどうしか食べちゃダメです。」

「いいよ」

「えぇっ?ほんとにいいの? ぶどう以外食べちゃダメなんだよ」

「あー、それはヤダ・・・」(ほっ・・・)

「まあ、どんなに好きでもずっとそればっかじゃさすがに飽きるよね? うん!」(強引に同意させて代返までしてる…)

好きなこと、興味関心とリンクづける

「なにかスポーツやってる?」

「サッカー」

「サッカーっていろんなけり方あるよね。教えて?」

その子の好きなもの、関心のあるものを例にして言いたいことを伝えます。

「じゃあ、シュート練習について考えようか?シュート練習っていつも同じかな?」

Zoomでのレッスンでは、その場でどんどん絵や図、テキストを書いていって対話しながらすすめます。
絵はひどいものですが、Live感が好きなので話をしながらリアルタイムで描いています。

いつも同じ練習してる? 色々ちがう練習してる?

例えばシュート練習。ゴールに向かって、少し離れた位置からボールをける。
これって、いつも同じ練習?

 

 

どこを狙うか、足のどこでけるか、軸足の位置はどうするか、
何も考えずに漫然とシュート練習をしているのと1回1回考えて試行錯誤しながらやっているのとでは、外から見た様子は同じでも中身は大違い。
そして、ある方法がなかなか上達しなくても別のワザは上達しやすかったり、それが「できた」というモチベーションになって他のワザの練習にも身が入ったり。

ここで何か法則のようなものを感じ取ってほしいんです。

・漫然と練習していると飽きやすい
・同じ練習ばかりしてると飽きる
・考えながら少しちがう練習をすると、こっちがうまくいかなくてもあっちはうまくいったりする

結局、「できる」ことがモチベーションを上げてくれるんですよね。

ただ、練習メニューとしてこれとそれとあれとあれも・・・と与えられたらどうでしょう?
ノルマと化してしまうと、楽しさは減っちゃいます。

自分の中から自発的に「これやってみたい!」「できるようになりたい!」という気持ちがあるからこそモチベーションも上がります。
モチベーションが上がる練習は飽きません。

では、今日の場合、そろばんでは実際にどんなアプローチをするのか・・・

それはまた改めて。

投稿者プロフィール

のぶ先生
のぶ先生
Bingo! Soroban School 責任者
そろばん教室でこどもたちと接するのが楽しくてたまりません。
自信を持って新しいことにどんどんチャレンジする子が一人でも多くなってほしいと願っています。
中学受験専門塾、中学高校受験塾の講師として15年あまりこどもたちに接したのち、紆余曲折を経て2013年ASOBO!、2016年そろばん教室を立ち上げる。2019年いしど式に加盟、全国珠算連盟認定教師。