この記事は前回の続きです。
前回までのお話。詳しくは上のリンク先をお読みください。
こどもが気になる絵を描いたと相談に来られたお母さん。
大きなショックを受けていることへの心配。
絵から浮かび上がってくるお子さんの心の奥底。
まずそのまんまを受け止めること。
そして、見ている自分自身の気持ちも受け止めること。
そして、その次に何を?
疑問・違和感を持つこと
ゆうき先生のお話を聞いていて頭をよぎったこと~
その子を受け止める。自分を受け止める。
けれどもなんだろう、この子の状況、このままでいいのかな?
なんかちょっと・・・
何と言うか・・・
違和感?
そう、何かその子が感じているであろう何か、その絵を描かせたエネルギーに、何か違和感を感じたのです。
もしかして、ちがうとらえ方、感じ方であれば、何か別のエネルギーが生まれる可能性もあるんじゃないだろうか?
もし、あの人だったらどうするだろう?
例えば、ガンジーだったらどう受け止めてどう行動するんでしょう?
マーティン・ルーサー・キング ジュニアだったら?
マザー・テレサだったら?
イエス・キリストだったら?
釈迦だったら?
あれ?どうしてこんなこと考え始めたんだっけ・・・
あ、違和感か。
そっか、疑問とか違和感って、考えることの出発点なのかも。
とすると、疑問・違和感を持つことってものすごく大切なのでは?
疑問・違和感を感じるか、感じないか・・・
職業がら、すべてのことを「学び」に結び付けて考えてしまうのですが、疑問・違和感を持つことって、学びの中でものすごく重要な要素なんですよね。
何かひっかかりを持つ、そこで「考える」ことが始まる。
なぜなんだろう?
どうなってるんだろう?
もっとうまくできるんじゃないか?
だとすると、違和感・疑問を感じる感度が高いほど、考える機会、学びの機会がたくさんあるってことになるけど、
そもそも、疑問・違和感を感じる・感じないのちがいはどこからくるんだろう?
ゆうき先生は、そのお母さんと話したことについて次のように話してくださいました。
ロシアとかロシア人っていったい誰?って話したなあと。
ロシア人さんって名前の人はいないし、みんな**さんとか**ちゃんって名前がある。できるだけ具体的に思い描いてみると、遠い海の向こうの誰かじゃなくて、学校に通ったり遊んだり、ご飯を食べたりする自分と同じような子どもや人々の姿がみえてくる。これって、目の前にリンゴが3つあって、全部リンゴってよばれているけど、色も形も味も違うとかいうことと繋がっていて、日ごろからそういうことを感じる体験を大切にしていると、実はロシア人て誰でもないだれかのことだってことがすっと入ってくるのかなって。
子どもと戦争の話をするってなると構えてしまうけど、勝つとか負けるとか、善悪とかじゃなくて、こういうところから一緒に考えてみてはどうかという話になりました。
大事なことが詰まりすぎてて、ゆっくり読み返さないと・・・
感じること・想像すること
ごくごく当たり前、何気なく使う言葉、「ロシア」「ロシア人」
ロシアは悪だ!
ロシアをやっつけろ!
そうだそうだ!
意外とこんなことになってたりするけど、
そもそも「ロシア」って何?「ロシア人」って誰?
ちょっと想像してみようよ。
そうしたら、感じ取れることが全然ちがってこない?
目の前のりんごだってみんなよく見ると全然ちがうでしょ?
日ごろからそういうことを感じる体験を大切に
ここ、すごく響きました。
ものすごくシンプル、簡単なこと。
それだけに、おざなりにしがち。
感度って、感性って、こういう日々の経験の小さな積み重ねで磨かれていくんでしょうね。
ふだん当たり前だと思ってることを、立ち止まって考えてみた感じです。
と、ゆうき先生。
同じものを見ても、いろんなことを感じ取れる力。
日々子どもたちと接していてすごく大事だなと感じています。
なぜ?どうして? 小さい子のなぜなぜ攻撃。あれ、ものすごく大事なのに、大人はうるさがって適当にあしらってしまう。
わかったようなことを言って黙らせようとしてしまう…
ゆうき先生とのお話はまださらに深く掘っていくことになって、まだまだ続きがあるのですが、それはどこかで書けるといいなと思います。
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投稿者プロフィール
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Bingo! Soroban School 責任者
そろばん教室でこどもたちと接するのが楽しくてたまりません。
自信を持って新しいことにどんどんチャレンジする子が一人でも多くなってほしいと願っています。
中学受験専門塾、中学高校受験塾の講師として15年あまりこどもたちに接したのち、紆余曲折を経て2013年ASOBO!、2016年そろばん教室を立ち上げる。2019年いしど式に加盟、全国珠算連盟認定教師。
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