さて、壁を乗り越えるシリーズ第3弾です。

前2回でももう素晴らしくてお腹いっぱいなのですが、今回はまたすごく深~い内容です。
今まで授業の中でこどものアタマの中を共有することを意識的にやったりしていたのですが、オトナのアタマの中を共有するとすごいですね!
子育ては、親育てとはよく言ったもの、おかげさまで最近の私の学びの加速度充実度がすごいことになって、頭使いすぎて禿げそうで困ってます(笑)

壁を乗り越える~3つのステップ

さて、今回ご紹介させていただくこちらの回答、素晴しすぎ、中身凝縮されすぎてて一気に読んで消化不良起こしたので小分けにして感想はさみつつご紹介いたします。
とはいえ半分以上は自分のために感想書いてるので感想部分は読み飛ばしていただいて構いません!
ちなみにアウトプットすることで理解が深まるので、もしよろしければ読んだ感想をメールに書いていただいたり、ご自身でノートや手帳に書き残したりをおすすめいたします!

回答その8

第1ステップ 壁を認識する~乗り越える経験を深く味わう

1.壁を認識させます。

一度は壁を感じて、一緒に乗り越えて行きます。
そのときに何をしたのかどう感じたのか想像しながら気持ちを言葉にして助けていって
記憶にできる限り深く植え付けるようにします
さらに、壁を突き抜けていくところで、過去の自分との比較のみで、少しでもできていっていることを褒めていきます。
できていかない場合は、レベル調整、気分調整、分量調整です。そういうこともあることも認識させます。

 

少しづつでも超えていっていることをプラス思考で認識させ、超えたときに、めちゃめちゃ褒めて、頑張ったことを、壁を乗り越えた気分の良さ(山登りで頂上に達した気分)を十二分に感じさせます。達成感。

すごい凝縮されてて既におなか一杯、消化しきれないのでここで一息、もういちど嚙みしめてみます。

① 当たり前すぎて見落としがちな細かいステップを意識的にとらえる
~乗り越えた過程で感じたこと、したこと~人は無意識の行動の割合が非常に大きいので、それを意識
② それを言語化する
~言葉にしてアウトプットすることでやっと意識の上にのぼります。これだけで解決することもあるくらい。

この効果は絶大ですね!

③ 記憶に深く植え付ける

脱帽です!!
これって、自分は壁を乗り越えられる、というマインドを深く持つことですよね。
次に壁にぶつかったときも、前と同じように乗り越えられるって思える自信。
それには乗り越えた経験とその感情を言語化して追体験的にしっかり味わって「自分はできる」という自信を奥深くで持てるように意図されてます。すごい!

そして、比較は他者とではなく、過去の自分と

「少しでも」向上したことを言葉にして伝えてあげる

こどもの心理としても、ささいな変化に気づいてくれたときって嬉しいのです。
これは髪型変えたのに気付いてくれない・・・とか、おしゃれしたのに気づいて声かけてくれて嬉しい!という女性心理も同じかと思います(笑)

こどもは超「今」を生きているので、できるようになっているのに自分はできないと思い込んでいることがものすごく多いです。
そうして自分で自己肯定感、自己有能感を下げて不幸を嘆くパターン(笑)、多いです。
いやいやできてるし。。。むしろ自分、超天才と思ってへん? 欲張りすぎやん、それ、と思うことも多いです。

一回聞いてできたらそれは天才です。そんな子、滅多にいません。でも、それができなくて嘆く子はたくさんいます。みんな欲張り。
でも、その欲=向上心、成長意欲なのでよい面の裏返しですね。

スピードの個人差はあれ、成長しない子はいません。そして、そのスピードもその子の伸びる時期に個人差があって、早熟の子も遅咲きの子もいます。
どちらがよいとかではなくて、その子にあった成長をしていきます。
フェアに過去の自分との比較ができる、ひいては自分軸をしっかり持てる子は強いですね。

第2ステップ より困難な壁~やめてもいい前提で自分の本当の声を聴く(引き出す)

2.次の壁では、何を壁と感じているのかやめてもいい、ということを認識させた上で、 本人に話させます。

気づかせポイントは、

他人との比較で壁を感じているのか、過去の自分との比較で壁を感じているのか。
そのどこが嫌いでどこが好きなのか。
何ができなくて何をしたいのか。

他人との比較の場合、意味がないことを教えます。
人は違うし、環境も違う。
他人と比べることほど、意味がなく、更に、自分を無意味に貶めたり、上げたりするだけですから。
過去の自分と比べることが、一番大事だと言っています。

ひたすら聞きます。なんもいいません。

そのものが嫌いでしょうがないなら、辞めさせます。

ホント、素晴しいと思うのは、見ている先の遠さと深さ。
目の前のことではなく、本人の内面に踏み込んで自分がどう感じ、考えているかを気づかせてあげているところです。

そして、

ひたすら聞きます。なんもいいません。

コーチングで言うところの「傾聴」でしょうか。

ここまで親子で深い対話ができるってそれ自体が既に素晴らしく幸せなことですね。

第3ステップ さらにその先のアプローチ

① そのものに好きなところがあるなら、別の経験からでも、壁を乗り切ったときの達成感を過去の経験からイメージを復活させて、ペースを(その子の成長にあわせ一緒に、または、様子を見て調整してあげて)配分します。

② 感情に振り回されているだけなら、思いっきり振り回されるようにしてあげて、しばらくそのものから離れさせます。落ち着いた時点で、お誘い入れます。やれる、できる感があるものからやらせます。

③ でも、状況に応じて、そのものがやっぱり嫌いだったとわかったら、すっきりやめればいいし、やめたくもないけど、続けたくもないなら、その壁を、乗り切ったら休憩していいことにすればいい。授業料が勿体ない、親の都合、切の良さという親の都合は、全く考えません。
子供の気分中心です。
気が向いたときに、また始めればいいだけです。学校で最低限学ぶ必要があること以外は、人生を彩らせる趣味ですから。

④ ですが、うちの子の場合、好き嫌いがはっきりしているので、1年以上続けたものは、嫌いなままで終わらせないようにだけ注意します。また、始めたくなったら、嫌いというイメージで終わらない限り、割とスムーズにははじめられますから。

勝手に番号ふりました。

私もこういう風にしっかりと判断軸を持って子育てできていたら・・・もっと早く出会いたかったです。
言葉の1つ1つにすごく細やかな配慮が全部現われていて、読むほど深いですね。

① 壁を乗り越えるためにペース配分(本人が好きなら)する際に、その子にあった形で、一緒に、つまり介入した方がよいか、様子を見てあげた方がいいか配慮されているんですね。これは、お子さんを本当に一歩離れて客観的にも、そして主観的にもよく観察されていらっしゃるからこそと思います。

② 感情に振り回されているだけ・・・このパターンもすごく多いですよね。気分のジェットコースター。それをこどもはそういうものと受け止めてあげられる余裕がある、というか意識的につくるとこちらが非常にラクになります。冷たくするのとは違ってどーんと、大丈夫、とこどもを信頼してることだけ示せばOK、離れさせるのも大事ですね!!! これ、すごく効果的です。一種パニック状態にいるところからいったん離れて落ち着いてからもう一度やってみるとあっさり解決、なんてことを色んなお子さんで何度も目にしてきました。

③ かっこよすぎ!お子さんが主役に徹されていてすごいですね。尊敬です。

あくまでこども本人が主役。お母さまはスポーツのコーチのように選手が自分の能力を自分自身で最大限に伸ばして輝けるようにメンタル面で導きつつ、トレーニング環境を整えていらっしゃるように感じられます。この内面の成長に焦点を当てられていることに深く感銘を受けました。

気が向いたときに、また始めればいいだけです。学校で最低限学ぶ必要があること以外は、人生を彩らせる趣味ですから。

これはぐっときます。この長いスパンで見てどっしり余裕を持ったスタンスというのはなかなか真似できないですが、ぜひとも見習いたいです。
お母さまに余裕があると失敗も受け入れることができて、お子さんもそのもとで安心して伸び伸びできる気がします。

 

④ 嫌いなままで終わらせない、これはある程度続けたものごとの場合は非常に大切です!!!

私も師匠に「そろばんの先生として一番大切なことは何でしょうか」と質問したときの答えが「生徒がそろばんを卒業するとき」でした。ある程度の期間続けたものを挫折して嫌いになって終わらせてしまうことだけは絶対にしてはいけない。最後やめるときは必ず来るので、その子のその後にとってプラスになるように自分で区切りを設定してやりきって「卒業」とできるようにすることです、とおっしゃったのが意表を突かれると同時に、目の前の子の遠い先のことまで考えて接していらっしゃるんだなと深く感銘を受けました。
区切りは、そろばんなら検定試験がわかりやすいですが、「合格」ではなく、「やりきること」の方がよいです。わかりにくいですが。本番は何があるかわからない、ただし、本番を迎える時点で「やりきった」という充実感が持てていれば、もうそれはその子にとっての成功であり、成長です。
仮に結果が伴わなかった場合、どうするか、絶対リベンジしたくなるからあと1か月続けるという子もいるでしょうし、そこで終わりにする子もいます。
そこで、結果ではなく過程を自分で承認できることが大事です。本番を受ける前に既にそうなっていたいです。

承認の5段階についてぜひご紹介したいのですが、これはまた別途記事にしますね。

 

私はそんなに立派にできない・・・と思ったら

さて、ここまで読んでみると、私はそんなしっかりできない(できてない)!と思う(落ち込む)方もいらっしゃると思います。
実は私も・・・
でも、大丈夫です!
最初からできる人なんていません!

私は、ここで出てきたことをそのまんま自分にあてはめて考えるようにしています。
子育ては、自分育て。
こどもへの接し方はそのまんま自分の成長、他者への接し方に応用できるので、子育ては人間を理解する最高の学びの機会なんです。

できない、と悩んだときは次のことを自分にしてみようと思います。

そのときに何をしたのかどう感じたのか想像しながら気持ちを言葉にして

過去の自分との比較のみで、少しでもできていっていることを褒めていきます。

できていかない場合は、レベル調整、気分調整、分量調整です。そういうこともあることも認識させます。

少しづつでも超えていっていることをプラス思考で認識させ、超えたときに、めちゃめちゃ褒めて、頑張ったことを、壁を乗り越えた気分の良さ(山登りで頂上に達した気分)を十二分に感じさせます

ひたすら聞きます。なんもいいません。

どこかで聞いた言葉ですね(笑)
そう、上の方に書いてあります。こどもに対しても自分に対してもこれを実行してみると少し気持ちもラクになるはず!
そして、壁を乗り越えていけるはず!
難しい場合は、Bingo!にはこうして相談に乗ってくださる素晴しいお母さま方がたくさんいらっしゃるので、
色んな方の智慧をお借りしてください!

すみません、自分の感想の方が長くなってしまいました!

まだまだたくさんご回答いただいているので、また続編ご紹介させていただきます!

 

前回の内容

こどもが壁にぶつかったとき vol.2

 

前々回の内容

こどもが壁にぶつかったときにどうしたら? 

投稿者プロフィール

のぶ先生
のぶ先生
Bingo! Soroban School 責任者
そろばん教室でこどもたちと接するのが楽しくてたまりません。
自分に自信を持って新しいことにどんどんチャレンジする子が一人でも多くなってほしいと願っています。
学習塾講師から紆余曲折を経て2013年ASOBO!を立ち上げ、2016年そろばん教室立ち上げる。2019年いしど式に加盟、全国珠算連盟認定教師。