学びの障壁になるもの

今日、ミーティング中にふと思ったことが意外と重要なことかなと思うので書き留めておこうと思います。

Bingo!の開発ミーティングにて。
メンバーは3人。雑談交じりにいつも楽しく笑いながら会議してるのですが、その中で流れの中から良いアイデアが生まれることが多くて、そんな中での1コマ。

「これ、アンケート取ったらいいですよね。」
「うんうん、こんなこととか、あんなこととか。」

「ちょっと話しながらフォームもつくっちゃいましょうか？」
「ももこ先生、お願い！」

と僕がフォームの新規作成だけしてあとは丸投げ。
3人でまたしゃべり始めると、ももこ先生はサクサクとそれをフォームに仕上げていく。

ん？？？

そこでふと思い出したのが、最初にコロナでロックダウンしてオンラインに切り替えた時のこと。

講習前日にロックダウン発令～1週間でオンラインに切り替えての開講

ちょっとそのときの記録を見返してみたら想像以上に怒涛でした(笑)

2020年3月15日日曜日夕方　ロックダウン発令。
翌16日（月）から予定していた春期講習をオンラインレッスンとアプリの併用に切り替えて1週間後ろ倒しで実施する旨を決定、連絡。

16日（月）～オンライン授業の準備と講習キャンセル連絡の嵐への対応(笑)
18日（水）レッスン予約システム完成、稼働。
20日（金）～Zoom通信テスト兼体験レッスン実施
23日（月）～3週間　そろばんオンライン春期講習実施

うーん、今見ると無茶苦茶、これやれって言われたら「無理！」って言いそうです(笑)
3日目にはもう特設のレッスン予約サイトが完成して予約が始まっていたとは・・・
その前に春期講習の構成から時間割からすべてを1日か1日半ほどでつくったらしい。

これら一連の準備にあたったのは、ゆき先生、あやこ先生、しょうこ先生、のぶ先生の4人でした。
のぶ先生は運よくちょうど1か月前からＬちゃんにオンラインでそろばんを教え始めたところ。
他の先生は誰もオンラインでそろばんを教えたことはありませんでした。

でも、誰からも「そんなの無理、やめましょう」といった声は一度も聞かれず、
使ったことのない各種オンラインツールを使って授業準備をし、
使ったことのないウェブサービスを使って予約システムを完成、稼働させ、
あれもこれも何もかも初めてのことを各自が爆速で調べて学んでできるようにしてしまいました。
しかも、建築の羅須先生、写真の麻里先生、アートのゆうき先生と外部講師の方々も全員オンライン対応してくださって。

超突貫と言っても徹夜で作業とか全然してなくて、のぶ先生とゆき先生は教室で相談しながら作業してたのですが、毎日9：00～途中休憩をはさみつつ、18：00で作業を終えてました。不思議・・・なんでできたんだろう？？？
ゆき先生のオーガナイズがきっとすさまじかったんだと思います。のぶ先生はそういうのからっきしなので(笑)

今振り返るとどうやらこの短期間での準備とその後の稼働はすごい奇跡だったようです。
先生全員が教わらなくても自分で調べてツールを工夫して使いこなしていたのも超が何個も並ぶほどラッキー、
ほかではなかなかそうはいかないものだったと知りました。
自分たちにとっては特別なことではなかったんですが、なぜなんだろう？と考えて思い当たることは・・・

そう、全員が「やったことないからできない」「教わってないからできない」というセリフとは無縁だったんです。

「とりあえずやってみる」「やってみて、使ってみて、自分で調べて学んでいく」のが当たり前。

そもそもそういうツールを使いこなすスキルをみんな持ってた・・・というのもこのマインドがあるからこそ持っていたスキルで、別にどこかスクールとかで学んだというわけでは全然ないのです。

「とりあえずやってみて、調べて学んでいくのが楽しい！」マインド

～ここまでながーい回想でした(笑)

そして今、ももこ先生がサクサクとフォームをつくってくれてるけど、

フォームつくるの、やったことないんじゃないかな？

そう思って聞いてみると、

「はい、初めてさわりました」

やっぱり！！

このあり方って学びにものすごく重要なのではないかなと強く思うのです。

一歩を踏み出してみないと学びが始まらない。
好奇心から一歩を踏み出す楽しさを知ってること。

やったことのないことがどんどんできるようになる楽しさ。
そこからさらに可能性を広げていける楽しさ。

先生自身にもとても重要な資質ですよね。

え？オマエが単に無茶振りしてるだけ？美化するのはやめろ？？・・・

都合の悪い声は無視します…