のぶ先生です。
コロナを機にオンライン化、今度は制限解除に伴い教室での授業再開に向けてとあまりに多くのことがありすぎてアタマパンク中です。
対応しきれないところもあってすみません!なのですが、教室生と保護者の方々の温かいサポートに励まされる日々にひたすら感謝です。
遊びと真剣勝負
先日、2月末以来、久~しぶりの検定試験を実施しました。
検定試験本番というのは、こどもにとっては大きなチャレンジ、思い入れもさまざま。
すごくドキドキする~という子も、余裕かましてる子も。
試験の前も本番も後も、印象的なことがたくさんありました。
ちょっと話変わりますが、日曜日に日本でインターナショナルスクールの創設に尽力している先生とお話する機会がありました。
その中で一番共感したことは
「まずそもそも遊びじゃなきゃ」
というところ。
そろばんって、こどもにとっては「遊び」から始まります。
「なにこれ、すげー!」
はじめは、すごい計算が簡単にできちゃう魔法のような楽しさ。
自分の能力が拡張されたような不思議な感覚。
そして、スピードとスリルの楽しさ。
途中いくつかの壁を乗り越えて自分の成長を感じる楽しさ。
上達していくうちに、ただ「楽しい」から真剣勝負の「楽しみ」へと遊びのレベルが上がっていく。
成功体験と失敗体験の積み重ね
2年生になったばかりで、暗算が得意な子がいます。オンラインになってからの暗算の伸び方が目を見張るばかり。
2桁3桁の数をいくつもたしていったり、78×49とか5589÷81みたいな計算をいとも簡単にやってのけちゃう。
しかも独自に暗算の方法編み出して、教えた方法から進化させてるし!
そして迎えた検定試験。終わってみると、自信たっぷりに「できた」と充実の表情。
ところが、結果がもどってきて私もビックリ、暗算はラクラク合格でしたが珠算はまさかの失敗、合格点に届かず・・・
めちゃくちゃ悔しい!
オンラインになってからその級はマスターしてばっちり練習も重ねてきて万全だったはずなのに。
直接会えないので結果をメールで知らせたのですが、おうちで号泣してたとのこと。
それを聞いて、私も悔しいですが、逆にそこまで真剣に楽しんでるんだ!と嬉しい気持ちも。
成功も失敗も、全部いい経験してるんだなーと。
そういえばそろばんに出会って一番魅了された点がこれだったと初心を思い起こさせてくれました。
自分の今と向き合うこどもたち
そろばんはこういうチャレンジの機会がたくさんあるし、スポーツや受験勉強のような他人との競争じゃなくて自分との勝負なんですよね。
素直に一所懸命取り組んでる子もいれば、やんちゃしてる子も。長いこと壁にぶつかってモチベーション下がりまくってる子も。
人間だから、よいときもあればそうでないときもあります。
それぞれが自分の今と向き合ってると思うと、自分はそこにどう関わっていくのがその子にとってベストなのか、といつも自問します。
正解がない問いですが、だからこそ、そろばんの先生って意味がある、そしてやってて楽しいんだなあ、と改めて思います。
投稿者プロフィール
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Bingo! Soroban School 責任者
そろばん教室でこどもたちと接するのが楽しくてたまりません。
自信を持って新しいことにどんどんチャレンジする子が一人でも多くなってほしいと願っています。
中学受験専門塾、中学高校受験塾の講師として15年あまりこどもたちに接したのち、紆余曲折を経て2013年ASOBO!、2016年そろばん教室を立ち上げる。2019年いしど式に加盟、全国珠算連盟認定教師。
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