先日そろばん教室に通われているお父さん・お母さん向けのそろばんセミナーを開催しました!
実は3月に企画したものの、参加人数が揃わなく延期となりましたが
今回はなんと9名もの方にご参加頂きましたのでその様子をご紹介します。

第一部:そろばん指導・家庭学習での大切な点~体験を通じて~

集中力を高める

まずは黙想の意味から。
最近マインドフルネスや瞑想を実生活に取り入れている話をよく聞くようになりました。
Bingo!Soroban Schoolでは集中してそろばんに取り組んでもらうために子ども達に黙想する時間を設けています。
黙想の効能 世界をリードするGoogleやAppleなどの大企業がこぞって研修に取り入れる瞑想。

参考:黙想の効能 世界をリードするGoogleやAppleなどの大企業がこぞって研修に取り入れる瞑想。

今回は参加型のワークショップだったので、まずは皆さんに実際に黙想してもらいました。
さらに黙想の効果を知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください!

頭の回転を速くする

授業では、あえて早口。よく集中しないと聞けないですし、頭の回転を速めます。そろばんではスピードが大事!

読み上げ算でそれを体感していただきました。ゲーム感覚なので大人でも楽しく、みなさんムキになって取り組んでくださり、とても嬉しかったです(笑)

また、授業中も、準備が遅くて「ちょっと待って」と言う子は容赦なく置いていきます(笑) 機敏に行動することも大事な要素ですし、そもそも他の子を無駄に待たせてよい理由はありません。自分がだらだらしているだけですから。

このあたりを大切にしていることもお伝えしました。

声に出して読む

お次はそろばんを実際に使い、足し算引き算そして5の繰り上がりまでを一緒に練習してみました。

皆さんスラスラそろばんで計算をしていました。

実際にそろばんを試して頂きながらも「声に出してそろばんに入れることの重要性」「イメージ先行の重要性」「ご家庭でのコミュニケーションの重要性」なども伝えつつ、その他ご家庭での取り組みを皆さんで意見を交換しました。

ちなみにBingo!Soroban Schoolではそろばんで珠を動かす前に例えば「7足せないときは3を引いてから10を足す」のように
まずは声に出し、それから珠を動かすという流れを推奨しています。
声に出していうことで五感をフル活用することで何倍も脳に良く、効率的に頭に残すことができます。

まだまだ色々なことをしましたが、まずはお父さんお母さんが体験することで
子ども達がどんなことを考えどんなことをしているのか、どこでつまずいているかを知って頂きました!

コミュニケーションが大事!

しかし!ここからが一番体験、体感してほしかったことです。

最後に課題に取り組んでみましょう、ということで1分ずつ、難しい課題と易しい課題を。

「やってみてどんな感情になりましたか?何を思いましたか?」

「難しい?優しい?スピードは?」「よくできているものは何?足りないものは何?」「どんな練習をしたらよい?」

こどもたちが自分で自分の課題について考える習慣自分でフィードバックループをまわしていけるように、このようなコミュニケーションを個別に繰り返して少しずつ自立学習ができるようになってほしいと思っています。

練習で大事なのは、「何を意識しているか」

さらに

「今の練習で、心の中でもよいので声に出すこと」を意識して練習してた方は?と意地悪な質問。

2人だけ手が上がりました。そうなのです。私たちはついつい無意識に練習してしまう習性があります。
そろばんに限らず何の練習でも、今は何の練習か、何を意識するかというのが大切。

ということで、第一部で一番体感していただきたかったのが、このこと。これは外からは見えないことですし、コミュニケーションを重ねてトレーニングしていく必要があります。実際のお子さんの例を紹介しながら以下お伝えしました。

ここが大事!
1 無意識・無目的に練習してしまう子意識できている子とで見た目には同じ練習をしていても習得スピードと定着率に圧倒的な差がつく

2 「何を」「どれだけ」練習したかよりも、練習しているときの頭の中の状態が「どのように」なっているのかが大事。

3 それをお子さんとのコミュニケーションを繰り返して明確にし、質を高めていく

3に関して、質の高いコミュニケーションについてはまた改めて記事にしたいと思います!

 

第二部:そろばんで育つ、育てたい力

第二部では「そもそもどんなことを期待してそろばん教室に通わせているのか?」
を共有して頂きました。

「普段スポーツばかりなので、少しは頭を動かす機会を与えたい」
「慣れないドイツでの生活で、もっと友達を作ってほしい」

など皆さん理由は様々。

それを踏まえて、私達Bingo! Soroban Schoolが考えている「子どもたちに伸ばしてほしい力」をお話しました。

未来に向けて育てたい5つの力
《チャレンジ》 チャレンジしていく力。

《自信》 チャレンジできるためには自分に自信があることが大きい。

《好きなことを持つ》 自信を持てるのは、好きなこと、やりたいこと

《自立》 自分の力でやり遂げる体験から。

《サポートしあう》 そこに必要なのは、先生、家族、仲間のサポート

それに関して知りたい方はこちらをご参考にしてください。

BINGO! Soroban Schoolに関して
(実はマイナーチェンジを繰り返しています!)

さらにご家庭での取り組みに関しても共有して頂きました。
「家庭学習は必要なのか?」
「どうやって子どものやる気を出させるか?」

もちろん答えは1つではありませんが、その中で印象的だったものを共有します!

Q: もの(ごほうび)でつってやる気を出させている状態だけどそれでいいのでしょうか?

→できれば、自分で決めたことだからやるという形にするのがよいのでは? 目標設定・プランニングをして自分で決めるような習慣にしていけるといいですね。

Q: なかなか集中できないけれどもどうしたらよいか?

→こどものタイプによって学び方を変えてみるのも1つの手。昔は1つの学び方に全員をあてはめて、そこに合わない子は問題児、落ちこぼれでしたが、今世界の進んでいる教育では、こどものタイプにあわせて学び方が変わって当然というアプローチ。ゲームで学ぶのもとてもよい手段。

この他に

・子育て・教育に関する情報源はどこから?

・送り迎えなどの負担軽減

などについて話をしました。

 

第三部:10年後の世界~こどもたちが社会に出る頃

第三部では、私たちがぜひみなさんと共有したい、次のような未来のお話をしました。

10年後の世界とこどもを重ねてイメージすると?

こどもたちが社会に出ていくころ、どんな世の中になっているか、イメージできるでしょうか?

こどもたちと接する立場としては、未来をイメージしてそこで必要な力を今、ここで培ってほしいと常々思います。

未来のことは誰にもわからない、と思うかもしれませんが、それはちがいます。かなりの程度、わかる人にはわかっています。

技術の進歩が世界を変えていくからです。

技術の先端にいる人たちは、私たちのはるか先の未来を実際に目にしています。彼らは未来のつくり手です。

ただし、それが一般の人にも知られて使えるようになるのは、随分あとになってから。

確実に来る未来~「シンギュラリティ」

「5G」「シンギュラリティ」という言葉をご存知でしょうか?

どちらも世界を一変させると言われ、テクノロジーに興味がある人の間では常識ですが、一般の人はほとんどご存知ないかもしれません。

ご存じない方はぜひ検索してみてください。未来が見えます(笑)

5Gの世界

東京オリンピックは5Gが開く可能性を世界に示す技術のショーケース。会場に行って体験してみたいですね!

「シンギュラリティ」とは、人工知能が人類の全知能を超えるときのことです。

AIの進化の先、「シンギュラリティ」がもたらす世界

「人間の仕事が奪われる」と言われますが、また新しい仕事が必ず生まれてきます。

こどもたちに必要な力

そう考えると、私たちは、実は既にかなり時代遅れだと思って間違いないですね(笑)

特にテクノロジーに苦手意識があったりあえて避けているとなおのこと。

さて、人工知能が人類の知能を超える頃に社会人になっていくこどもたち。彼らに必要なものは何かということを私たちは真剣に考えないといけないのではないでしょうか。

これについて非常に説得力のある動画を紹介します。セミナーでは、かいつまんで内容を紹介しました。

動画は英語なので、いずれ簡単に内容をまとめて記事にしたいと思います。

ユヴァル・ノア・ハラリ氏は、オバマ大統領、ビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグ(Facebook創始者・CEO)といった人々が大絶賛した世界的ベストセラー「サピエンス」を書いたイスラエルの歴史家です。おそらく史上初めて、「個人の幸せ」という切り口で人類の歴史と未来について俯瞰した書を著した方です。彼が教育について語っています。

ユヴァル・ノア・ハラリ氏 教育の未来
人間は、ハック可能、操作すら可能になる
「これからは、数年~10年くらいの短いスパンで世界、仕事(ジョブ・マーケット)が大きく変わる。」
「そこで必要なのは、変化し続ける力(reinvent yourself repeatedly)、適応力(be adaptive)」
「そのために最も大事なのは、エモーショナル・インテリジェンス
「そのために教育においてもっとも大切なのは、失敗にどう向き合い、対処するかを学ぶこと

新しく学び続ける・変化し続ける力。言い換えれば、チャレンジし続ける力。 ホント、そうですよね!

AIの発達によって、知識やスキルの価値は下がっていきます。人間の外側よりも人間性、中身そのものの重要性が増していくと言われています。どんな時代にも必要とされる力が育ってほしいですよね。

エモーショナル・インテリジェンスについてはあまりにテーマが深すぎるので、またぜひ保護者の皆さんと一緒に考えていきたいと思います!

これ、一番重要な部分です。

第四部:フリートーク

盛りだくさんな内容を一気に駆け抜けた感があるので最後はくつろいで自由なセッションを(笑)

お母様からの質問を共有してみなさんで考える、ヒントを出し合うような形になりました。

相談:学校の宿題などやるべきことをしない。どうしたら?

うちの子は音読をいやがってしなかったが、音読すると脳の活性化が何割も上がるという研究について話して音読している脳と黙読している脳の写真を見せたら納得がいって音読するようになった。

こどものタイプは色々だけれども、(面倒だけれども)理由を論理的に説明して納得するのは、うちの場合はうまくいっている。

これは素晴らしいですね! エビデンスを求めて納得すれば行動を変えられるなんて、この子は科学者ですね!

むしろこのコミュニケーションの過程がこどもにとって一番大切かもしれないですね。親にとっても。

相談:自分で決めてやるという話について。計画が甘く、期限までに終わらない。

失敗をよい経験として振り返って、次はどうしたらよくなるかを考えて実行することの方にこそ大きな意味があるから、成長するためのよいチャンスととらえるとよいかも。

そうなんです。これは本当に誰もが言っていることで、「失敗はおいしい」「失敗は成功に必要なプロセスの1つ」。そうなるためには振り返りと対策を繰り返す練習が必要。

 

次回開催

今回は欲張りすぎた感がかなりありましたので(笑)

次回はテーマを絞り、フリートークの時間を多めにとって、よりみなさんとの活発な意見・情報交換をと思います。

開催時期は、6月下旬~7月初旬を予定しています。

ご参加楽しみにお待ちしてます!

 

投稿者プロフィール

のぶ先生
のぶ先生
Bingo! Soroban School 責任者
そろばん教室でこどもたちと接するのが楽しくてたまりません。
自分に自信を持って新しいことにどんどんチャレンジする子が一人でも多くなってほしいと願っています。
学習塾講師から紆余曲折を経て2013年ASOBO!を立ち上げ、2016年そろばん教室立ち上げる。2019年いしど式に加盟、全国珠算連盟認定教師。