春季講習も2週目に入りました。
授業はのぶ先生とゆき先生の2人が担当しています。

なんだこのモチベーションの高さは(笑)

普段からそろばんをやっている子も、今回が初めての子もいます。

こどもたちのモチベーションの高さと集中力には2人ともびっくり。
既に授業が始まる前からそろばんに取り組み始める子も多く、休み時間にも!
帰りの時間になっても、「もっとそろばんしたい!」と言う子がたくさん!

たくさん集中して、たくさん笑って、心地よい疲れを発散させています。

「できない」「ムリ」と言ったら成長するチャンス!

先生:今日で「ジャンプ」を終わっちゃうね!
Aちゃん「絶対ムリ!」
先生:「Aなら絶対できる。」
Aちゃん「ムリだってば!」

先生がこの子はここまでは絶対できると判断したときは、
こどもにちょっと背伸びをさせて背中をそっと(ときにグイグイ?)押してあげます。
当然ながらこの子も「ムリ」と言いながらもエンジン全開スイッチが入って、かなり余裕を持ってできちゃいました。
「ほら~、やっぱり!だからできるって言ったでしょ!Aができないわけないんだから。」
こどもの満面の笑顔は先生への最高のご褒美。
そしてAはすぐに次をやりたがります。素晴らしい欲張りですね(笑)

この見極めは、とにかく一人一人の今を先生がしっかり見ていないとできません。

自己評価の低い日本の子

自分の自己評価と他人からの評価にはたいてい食い違いがあります。自己を確立する上で、適切な自己評価は非常に重要で、幸せと感じられるかどうかに直結するものでもあります。ドイツの教育でも重視されているようです。ご協力いただいている「りんごの木」にとても面白い記事がありますのでぜひご覧ください。

ヒサコラムー小学1年生の成績

しかし、日本の子は自分を本来よりも過小評価して可能性を自ら閉じてしまっている場合が非常に多いように思います。

教室では、そこにどんどん働きかけて自己評価を高めていけるような声かけ、会話、そろばんへの取り組みを心がけています。
先生が見守る中で、先のような自己評価を高める経験をたくさんして、確たる自信を培ってほしいと思います。

ある日突然の急成長。いったい何が?

今回の講習中に、特にびっくりした、ではすまない、たまげたことがありました。

なかなかミスが減らなかったBくん。スピードはものすごい速いのですが、考えるより先に指先が動いてしまうのでミスが多く、たくさんまちがえてしまう癖をなかなか修正できずにいました。

「考えてイメージしてから指を動かす」という基本を一緒にゆっくりやれば確実に正解できるのですが、一人でやるとすぐに元に戻ってしまうのです。

その子が、ある日を境に突如すべて満点を取れるようになったのでびっくり!さらにその次の日にはひとつ上の級でも満点を取るほどになりました。

検定試験を控えていてモチベーションも最高潮に。表情が明らかにちがって輝いています。

こどもが壁を乗り越えたときの爽快感、達成感、自信にみなぎる表情、さらにチャレンジしたくなる意欲を見せてくれるときは、そろばんの先生をやっていて最高に幸せな瞬間ですね。

そろばんは楽しいときばかりではなく、壁にぶつかって悔しい、投げ出したくなるときが誰にも必ずやってきます。そのときが一番成長できる大切なときだといつも感じます。

取り組み方に変化が起きたわけ。

今回の講習の授業からこどもが自主性を伸ばすための取り組みを始めました。Bくんが急成長したのには、もしかしたらその影響もあるかもしれません。
これは、世界の教育について学んでいるゆき先生からの提案で、そろばんの授業にアジャストさせて取り入れています。

目標設定とリフレクション(振り返り)です。

こちらはゆき先生のオランダ教育レポート。面白く勉強になります!

【オランダ教育視察ツアー4日目②】イエナプランスクールでは生徒がPDCAを回す

Bくんとは検定試験に向けて授業の中でも外でも対話を繰り返していました。検定試験に合格したい!という強い気持ちは持っているのですが、大きな漠然とした目標を達成するのに具体的に何をするかというと、「がんばる」くらいしか出てこないのはこどもなら普通のこと。

それを現状分析を自分でしてもらって、「どこをどうしたら合格できると思う?」

(スピードは十分。かけ算もほぼ満点。見取り算でまちがいが多いというのは本人も認識)

→ 見取り算でまちがわない → まちがわないためには? → 声に出して言って、やることがわかってから珠を動かす

ここまではこれまでもさんざん話しあいながら認識していたはずでした。

今回は、そろばんに取り組む前に、「この10分でがんばること(目標)」を言ってもらってテキストや問題用紙にキーワードを書いてもらってから取り組み、終わったらどうだったかを「100点満点で何点?」と聞いてみました。

タイミング的にもこの「目標を書いたこと」が急成長の引き金になったように感じます。

今後も、こどもたちが自分で学び、成長していくためによいものをどんどん取り入れていきたいですね。

 

のぶ

投稿者プロフィール

山片 重信
山片 重信
Bingo! Soroban School 責任者
そろばん教室でこどもたちと接するのが楽しくてたまりません。
自分に自信を持って新しいことにどんどんチャレンジする子が一人でも多くなってほしいと願っています。
学習塾講師から紆余曲折を経て2013年ASOBO!を立ち上げ、2016年そろばん教室立ち上げる。2019年いしど式に加盟、全国珠算連盟認定教師。