のぶ先生です。

先日もノイスでスキーレッスンしました。それをきっかけに「怖れ」についていろいろ思うところがあったので書いてみたいと思います。

怖れとうまくつきあう?

コロナ感染急増中とはいえ、それぞれが基準を満たして楽しむべきは楽しむ。
それがコロナ対策、健康法なんじゃないかなと最近思います。

怖れて自粛、何もできない、と嘆いて不満を言ってるとストレスばかり増えそう。
病気にかかる前に自ら病んでしまいそう。
そしたら、かえって感染リスク上げてしまう気がしてます。

逆に「楽しむ」マインドは元気・健康につながるはず。
病も健康も「気」から、は実感として真実ではないでしょうか。
もちろん、適した対策・対応の上で。

怖れをコントロールするのは、大きなテーマです。

怖れとチャレンジ・成長

先日のスキーレッスンでも、ある子が少し慣れてきて、怖れなくてよいとわかったら大変化。
どんどんチャレンジして1本滑るごとに目に見えて上達、ホントに感動しました。

その過程で、スピードがすごい出たり、勢いよく転んだりといった怖いだろうことがあったにも関わらず、です。
少しずつ、自信が蓄積していって、

「できる」「楽しい」>「怖い」「できない」

状態になれたんでしょうね。
見た目はとてもおとなしいその女の子。
でも、やりたいことには粘り強くハードルを乗り越えていける芯の強さを持っています。
それを感じて、とてもうれしい1日でした。

私自身、この冬アルプスでエキスパートの方にみっちり鍛えてもらいました。
オフピステで初めてのチャレンジにワクワク楽しい一方で、
「怖い」って感情が働くときは、動きも姿勢もすべて崩れてしまう。
逆に「いける」と思えると攻められるし楽しいし実際にできる。
痛い思いもしましたが(笑)

「怖れ」にうまく対処することが上達への最短の道なんじゃないかとひしと感じました。

新しいこと、難しいことへの「チャレンジ」は、大きな成長・喜びの機会。
でも、「怖れ」を感じることも多々。

「怖れ」は本能に組み込まれているもので、必要ではあるけれども、成長のチャンスを阻む障壁にもなります。

そこでふと思ったこと。

「怖れ」を2つにわけて区別してみたらどうだろう?

怖れを知る・分解すると対策が立てられる

① 感情としての怖れ

② 分析された怖れ

「怖がるな」「怖れる必要はない」と言っても、こわいものはこわいですよね。

ただ、感情として怖れを感じたとしても、そこで立ち止まって分析してみます。

ほとんどの場合は、怖れるよりも具体的に対応する必要があるんです。
怖れてる場合じゃない(笑)そんな余裕があったら対応しろよ・・・って。
だから、「怖れ」を「対応」で上書きできればいい。

スキーだったら、スピード出すぎたら、ブレーキをかければいい。
「怖い」の代わりに「ブレーキ」という対応が「怖れ」を消してくれる
ところが、「怖い」と思うと体が動かなくてどんどんスピードが出てしまうんですよね。

それを意識できて、「怖れ」を感じたときに「分析」→「対応」が速くなればいいんじゃないかと。

日常あらゆる場面でこうしたことは目にします。

何かがあるとパニック反応をする人。
まったく動じずに淡々と対策の手を打つ人。

でも、パニックしてよいことってまずなさそう。
「怖れ」の取り扱いは、「怖れ」について知ることで訓練・習得が可能なんじゃないか?

EQ(エモーショナルインテリジェンス)を高める

怖れに限らず、感情を自分で決めるっていうのはますます重要になってきます。
情報洪水の現代、環境、情報といった外部からのインプットに対して、私たちはいったんそれらを受け止め、自分の中で反応・処理した結果として感情・思考・行動がアウトプットしています。

ということは、まず反応=感情が動いて、それが思考・行動に大きく影響を与える

だから、反応・感情をよりよく自分でコントロールできれば、よりよい思考・行動につながるのでは?

EQ(エモーショナルインテリジェンス)を高める方法については、もっともっと勉強・研究していきたいテーマです。

投稿者プロフィール

のぶ先生
のぶ先生
Bingo! Soroban School 責任者
そろばん教室でこどもたちと接するのが楽しくてたまりません。
自信を持って新しいことにどんどんチャレンジする子が一人でも多くなってほしいと願っています。
中学受験専門塾、中学高校受験塾の講師として15年あまりこどもたちに接したのち、紆余曲折を経て2013年ASOBO!、2016年そろばん教室を立ち上げる。2019年いしど式に加盟、全国珠算連盟認定教師。