そろばんの本場、日本へ!

 

大盛り上がりだったいしど珠算学園学園祭

今回のぶ先生はドイツから3年ぶりの一時帰国。目的は、そろばんの本場日本に行って教師研修を受ること。そのため、遠足前のこどものように興奮して夜も寝れない日々が続きました。

今回日本に行った目的は、

1 全国珠算連盟の珠算教師資格取得と加盟

珠算教師資格取得講座を受けて課程を修了し、最後のスクーリングです。経験豊富な先生から指導の実際を直接教えていただき、教室見学、実習もできるのですから楽しみすぎてたまりません。

しかも! 無事教師資格を取得できたらドイツでも日本の検定試験を実施できるようになるのです!

2 いしど式への加盟

日本全国に230校以上も展開しているいしど式。そのメソッドは単なるそろばん指導ではなく、こどもの成長を応援する深い洞察と愛情に満ちたものだとお話をうかがったり本を読んで感じました。

共感するところが非常に大きかったのです。

そして、実際に行ってみたら、想像のはるか上を行く素晴らしさでした!

偶然の出会いからのご縁

いしど式との出会いは思いがけない幸運なものでした。今回はその経緯について書きますね。

2019年の9月末にドイツのヴォルフスブルグ市で開催された暗算ワールドカップ2018。

これは2年ごとにドイツで開催されるもので、世界中から暗算名人が集結して世界一を競う天下一武道会です。

暗算ワールドカップ2018 表彰式

2012年大会で優勝した日本人(小笠原氏)は828,15Ptで2位以下を300点以上を引き離すぶっちぎりの途轍もない圧勝ぶり。2012年結果

2016年大会では木村氏、大野氏によるワンツーフィニッシュとそろばん最強の証ですね。2016年結果

ドイツでのそろばん普及について大会主催者に意見やアドバイスをうかがいたいと連絡をとったところ、「ぜひ来てくれ。それから日本人の参加者のために通訳をしてくれないか?」と言われました。

大会2日目、デュッセルドルフから開催地のヴォルフスブルグまでは約360km。気合を入れて早朝4時に出発して現地に向かいました。

会場で出会った日本人参加者は、なんとこどもでした!賢そうな目の輝きをした中学生が3人。赤いシャツの袖には「いしど」の文字が。

そうでした!2012年、2016年の優勝、準優勝者はみないしどの先生方だったのを実はウェブで調べて知っていたのです。そして今回の参加者は生徒さん!

同行されているいしどの先生方にご挨拶すると、なんと石戸会長ご自身ではないですか!

実はいしど式もかなり気になって以前検討していたのですが、もう一歩踏み込まずにそのままになっていました。ところが偶然にもドイツで、しかも石戸会長その人にお会いできるとはと、この時点で既にハイテンションに(笑)

とてつもなくハイレベル!

通訳を頼まれたのは、3種目出題されるサプライズ問題。

1つ目は、光の速さと時間を与えられ、光の進む距離を求めるもの。時間の単位がマイクロ秒から年まで。これがずらーっと何題あるのかわからないくらい大量に。もちろん、すべてを暗算で行います。

2つ目は、トリッキーな分数計算。小数で解答します。これまたすさまじい問題数。

3つ目は、桁数を忘れてしまいましたが8桁~11桁くらい(もっと大きかったかも)の数同士のかけ算の式と答えが書いてあり、まちがっているものを見つけて印をしていくというもの。これもすさまじい問題数。

参加者は(私も)直前まで問題内容については知らされません。競技直前に初めて出題形式と回答方法が説明されて、すぐにその場で難問に立ち向かいます。

日本から参加の3人の中学生も緊張した面持ち。不安そうだったので、通訳後に彼らのところに行ってわからない点がないか確認、説明して「がんばれよ~」と声をかけました。

こちらが実際に出題された問題たち。

http://www.recordholders.org/downloads/worldcup/tasks-2018/tasks2018.pdf

 

石戸会長、先生方と感激の出会い

競技は午前中いっぱいで終了し、食事会場へ。そこで待っていた石戸会長、林先生、杉山先生から貴重なお話をうかがうことができました。そろばんの話、指導方法や授業の話、こどもたちの話、いしど式、珠算教師資格、全国珠算連盟の話。話の内容にも先生方のお人柄の素晴らしさに感激でした!

やっぱり、最後は人、ですよね。

いしど式の考え方と具体的な実践、そしてドイツで日本の検定試験が受けられるようになるという夢のような話はもちろんですが、幸運にも石戸会長ご自身と直接、数時間にもわたってお話させていただくことができて何よりそのお人柄にすっかり魅了されました。それは同行されている林先生、杉山先生にも同じものを感じました。色々な質問に丁寧に答えてアドバイスくださり、感謝するばかりです。

ここでいしど式への加盟を目指して珠算教師資格取得を心に決めました。しかもドイツにいながら講座を受けられるのです!

いしど式そろばんの実力、おそるべし!

夕方5時、いよいよ表彰式です。2日間にわたる熱戦の結果、世界チャンピオンが決まります。

こちらがその結果!

http://www.recordholders.org/en/events/worldcup/2018/results.html

見事!いしど式の中学生が総合優勝と準優勝のワンツーフィニッシュ&8位!

石戸会長も、今まで先生が出場して優勝することはわかったから、今度は生徒が出てみたらどうだろうか?ということで初挑戦の試みをされたとのことでしたが、素晴らしい、お見事!

https://ameblo.jp/ishidosoroban/entry-12409105911.html

いしど式は千葉県白井市を本拠地に直営35教室が千葉、東京、茨城に、日本全国の加盟校をあわせると230校にものぼります。その実力をまざまざと見せつけられました!

テンション上がりっぱなしのままヴォルフスブルグから家に戻った私は、すぐに珠算教師資格取得講座に申込み、すきま時間で勉強・練習に励み、その間石戸会長、林先生、杉山先生からアドバイスいただきながら今回の日本研修にこぎつけたのでした。

つづく

投稿者プロフィール

山片 重信
山片 重信
Bingo! Soroban School 責任者
そろばん教室でこどもたちと接するのが楽しくてたまりません。
自分に自信を持って新しいことにどんどんチャレンジする子が一人でも多くなってほしいと願っています。
学習塾講師から紆余曲折を経て2013年ASOBO!を立ち上げ、2016年そろばん教室立ち上げる。2019年いしど式に加盟、全国珠算連盟認定教師。