指先と脳の発達

そろばんは指先を素早く繊細に動かします。
下の図で、「手」「指」に関係する脳の部位を見つけてください。

脳のかなり広い部分を占めてますよね。
それほど手、指先を使うことが脳の広範囲に刺激を与えているんですね。

日本人はラッキー?!

ドイツで長年暮らしてみた印象ですが、めちゃくちゃ不器用な子が多い・・・

考えてみたら日本の子は小さい頃から食事のたびにお箸を使うし、折り紙も日本の子はほんとに器用です。

ひらがなだけで50近くあってカタカナも、そしてたくさんの複雑な漢字を覚えて書く練習を通じて自然と指先の器用さを鍛えられてるのかも。

そろばんは身体を使ってスピードを追い求めるので競技性もあり、運動が苦手な子もスポーツの醍醐味を体験できるよさがあります。

上の脳の活性化という観点から考えてみても、小さい頃から指先をはじめとした身体感覚を磨いている子とそうでない子とではきっと非常に大きなちがいが出てくるのでしょうね。

子どものうちに養うべきもの

脳を鍛えるには、さまざまな感覚を磨くことがよいのでしょうね。

遊びにも色々ありますが、リアルな身体的な遊び、決められたことをやるのではなく、自然に触れて自由に遊ぶようなものがきっといいのだと思います。

そういえば僕も小さい頃は「探検」に胸躍らせてあちこち行ったことのないところを開拓したりしてました。今はこどもだけでそういうことはなかなかできないご時世かもしれませんが、休みの日に親子で一緒に探検を楽しむのもいいものです。

息子が小学生の頃まではよく一緒に自転車で出かけました。行き先もルートもその都度変えて。道中も行った先にも普段見ない景色や意外な発見が待っていて、新鮮な驚きにあふれていました。家の近くの公園にもよく行きました。栗やくるみ、ヘーゼルナッツやりんご、プラム、洋梨などがなっていたりして拾って帰ってきたもので一緒におやつをつくったり。

ドイツはそうした自然が身近にとても多いのがいいですよね。
目を向けさえすれば、楽しめるものが身近に溢れてます。

指先だけでなく、五感、身体全部の感覚を豊かにしていくと人生も豊かになりそうですね。

投稿者プロフィール

のぶ先生
のぶ先生
Bingo! Soroban School 責任者
そろばん教室でこどもたちと接するのが楽しくてたまりません。
自信を持って新しいことにどんどんチャレンジする子が一人でも多くなってほしいと願っています。
中学受験専門塾、中学高校受験塾の講師として15年あまりこどもたちに接したのち、紆余曲折を経て2013年ASOBO!、2016年そろばん教室を立ち上げる。2019年いしど式に加盟、全国珠算連盟認定教師。