近年、「非認知能力」という言葉が盛んに飛び交うようになりました。

ところが煽りすぎ、過熱して行き過ぎになってはいないか?
「非認知能力」獲得競争になってきてはいないか?
「体験格差」なんて言い出したのもそれに対する施策もおかしくないか?

と現在の風潮に一石を投じる本です。

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166614912

印象に残った箇所を何回かにわけて書いています。

前回、前々回はこちら

子どもの体験 学びと格差1 おおまかな感想
子どもの体験 学びと格差2 AO入試、余裕、自意識の囚われ

YMCAキャンプのつづき
前回、子どもたちがそれぞれの仕事を完璧にこなすと余裕が生まれるというお話がありました。そして、

仕事していると「もっとこうしてみよう、ああしてみよう」という試行錯誤が生まれる。それは子どもにとっては遊び心になる。
つまり、仕事の中にたくさんの遊びが詰まっている。
遊び心いっぱいの仕事にはオリジナリティが表れる。

仕事は遊び。

逆に、遊んでいると、「ここはもっとちゃんと仕上げたい」とか「なんとか最後までやり遂げたい」など、仕事心が芽生えてくる。
仕事心いっぱいの遊びは、子どもにとっての学びになる。
つまり、仕事と遊びは相互に無限の入れ子状態にある。

遊びは仕事。

素敵ですね〜
仕事って人を育てますよね。家庭でも、日常の片付け、掃除、食事の準備、トイレ・風呂掃除、買い物などなど、家庭ではどんどん児童労働をさせるときっと立派な人間に育っていくことでしょうね。
先日も、早く来た子に机拭きやってみる?と聞くと目を輝かせてやってくれました。
彼らにとっては仕事は遊び。そういえばタモリの名言がありましたね。
「真剣にやれよ!仕事じゃねえんだぞ!」

遊びだから全力投球、楽しむためには120%つぎ込んでがんばっちゃいます。
そろばんに夢中で取り組んでいる子たちを見ると同じように感じます。
無意識に自分なりの試行錯誤をしながら恐ろしくスピードアップしていく子もいます。
「お勉強」的でなく遊びの延長になっているときが一番よい学びになっているんでしょうね。

川崎市子ども夢パーク西野博之さん

「大人の良かれは、子どもの迷惑」大人が求める子ども像によってどれだけ多くの子どもが苦しんでいるか。

競争社会で価値があるものを追い求めることと、幸せな人生をおくれているかはまったく別物なのに、混同されているんでしょうね。
子どもは「いまを生きる生き物」

これはついつい大人がやってしまいがち。大人のモノサシって、「幸せ」や「楽しさ」よりも「損得勘定」優先になってませんか?
そこから「効率的」かどうか、「役に立つ」かどうか、「無駄」かどうかなどを判断する・・・
子どもはその世界にいません。

絵本作家の五味太郎さん

赤ちゃんは生まれたときから自分の人生をやっているわけだから、その自分の人生をどのぐらい自分が豊かにできるかっていうのを、まわりがサポートはしなくていいからフォローするぐらいかな。あるいは見守るっていうことかもしれない。

もっと知的に言えば、その個人がどんな体験をしているか、その形を見てあげると、「ほぅ!面白いね」って話もあるかもしれない。

自分の人生をどのぐらい自分が豊かにできるかっていうのをやってるんですね。

子どもでも大人でも面白がるのが上手な人っています。何してても楽しそうで人生豊かでしょうね〜
文句、不満ばかり言ってる人もいる。人生いやなことばかりでつまらなさそう・・・

自分で自分を豊かにしていくって最高ですね。

多分、鉄道オタクの息子を持つお母さんとか、きっとそういう息子のことを面白がってると思います。
それ、最高だと思います。大人がよかれと思って教えようとすると途端にちがってきちゃう。

そうじゃなくて、例えばこんな刺激に出会ったらどういう反応するかな?と子どもの反応を面白がって遊んでるくらいがちょうどいいんじゃないかな?

投稿者プロフィール

のぶ先生
のぶ先生
Bingo! Soroban School 責任者
そろばん教室でこどもたちと接するのが楽しくてたまりません。
自信を持って新しいことにどんどんチャレンジする子が一人でも多くなってほしいと願っています。
中学受験専門塾、中学高校受験塾の講師として15年あまりこどもたちに接したのち、紆余曲折を経て2013年ASOBO!、2016年そろばん教室を立ち上げる。2019年いしど式に加盟、全国珠算連盟認定教師。