いしど式が50年かけて培ってきた指導ノウハウ
Bingo! はいしど式加盟校です。いしど式創始者の石戸先生は常々、「世の中に優れたそろばんの先生をもっともっと増やしたい」とおっしゃっており、実際に50年もの間培ってきた指導ノウハウを惜しげもなくすべて加盟校に伝授してくれます。
先生という立場は、ともすると初心を忘れて独りよがりになりがちなもの。なので、いしど式の先生は継続して研修が義務付けられています。
研修に参加するたびに、ああ、この教え方にはこんな狙いがあったのか、とか立ち位置や目線、お手本の見せ方や声のかけ方と微に入り細に入り深〜く考え抜かれていることにうならされます。
なにごとも、基本の習得に終わりはないですね!
先生は、俳優。
いしど式の研修を通じて心に刺さったことが数え切れないほどあるのですが、今後何回かにわけてそのうちいくつかを紹介していきたいと思います。
今回は、『先生は、俳優』です。
生徒の前に立つ、そこはステージ。子どもたちの視線が注がれる中でどう振る舞うのか。
先日、超ベテランのK先生による「授業の入り」の研修に参加しました。
落ち着いて穏やかに話していたK先生、模擬授業になったら一瞬でまったくの別人に!
見事なまでのキャラ変でテンション上げ上げ。とびきりの笑顔と明るくはっきりした声でぐいぐい参加者をのせて引っ張っていきます。
K先生の教室にくるときっと元気になる子がたくさんいそう!
模擬授業は1分ほど。そんなに短い時間でそのインパクトってすごいですよね。
すごい先生って、そこにいてちょこっと話すだけでこどもが明るく元気になる、なんか楽しい〜と気分をあげて気持ちよくそろばんをやる気にさせてしまう。
それだけでなく、一瞬ですっと子どもの心の内側に入ってしまう、子どもが自然と心を許してしまうワザも持っています。
心を許すから、言うことも素直に聞いてくれます。
でもこれらは、生まれつき備わったものではなく、先生になってからプロとして研究して努力して技術として身につけていったものなんです。
オラは俳優に、なる。
大人は「恥ずかしい」とか無駄な「プライド」や「見栄」などの「我」が邪魔をしてしまいがちなので、なかなか演じきることができません。
そういうどうでもいい「我」を捨ててしまうと演じるのがラクになります。
お手本は、見ている人を楽しませ元気にしてくれるものだったら何でもいいんです。
お笑いでも、アニメのキャラでも、うたのおにいさんやたいそうのおにいさんでも、いくらでもいます。
自分の芸風をつくっていく感じ。
そういえば私も、立ち居振る舞いや「間」、ボケとツッコミを研究するためにお笑いを見まくった時期があります😅
特にさんまと紳助はコロナ期間中に見まくりました・・・
大勢の素人相手に何もないところからドッカンドッカン笑いを作り出していくのが、大勢の子どもを相手にする先生としてとても参考になります。
あ、あくまで仕事の一環として、家でサービス残業して見てたんですよ!
今後もK先生を目指して精進していかなくてはと強い思いを抱いた研修でした。
次回も研修で心に刺さったことを紹介しますね。
それでは!
投稿者プロフィール

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Bingo! Soroban School 責任者
そろばん教室でこどもたちと接するのが楽しくてたまりません。
自信を持って新しいことにどんどんチャレンジする子が一人でも多くなってほしいと願っています。
中学受験専門塾、中学高校受験塾の講師として15年あまりこどもたちに接したのち、紆余曲折を経て2013年ASOBO!、2016年そろばん教室を立ち上げる。2019年いしど式に加盟、全国珠算連盟認定教師。
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